rinnriの健康日記

健康や栄養、ダイエットについて投稿しています。

【烏龍茶の飲み過ぎは要注意】身体に起こる症状と気をつけるべきポイント

皆さんこんにちは凛です。

ダイエット効果が期待できる烏龍茶。

ダイエット以外にもアンチエイジングや虫歯対策にも効果があり、常飲している方はおられるのではないでしょうか。

 

身体に嬉しい効果が期待できる烏龍茶ですが、飲みすぎてしまうと、太ってしまったり、浮腫んだり、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。

 

今回は、烏龍茶の飲み過ぎで起こる症状と飲むときの注意点についてご紹介していきます。

 

今回の記事におすすめの方

  • 烏龍茶を常飲している方
  • これから烏龍茶を飲もうと考えている方
  • 烏龍茶を飲んで太ってしまった方

 

【目次】

  • 烏龍茶を飲みすぎると起こる症状
  1. 過度な利尿作用
  2. 下痢・胃痛
  3. 太りやすくなる
  4. 糖尿病になりやすい
  5. むくみ
  • 飲むときの注意点
  1. 1日の摂取量を守る
  2. 空腹時は避ける
  • まとめ

 

烏龍茶を飲みすぎると起こる症状

過度な利尿作用

烏龍茶に含まれているカフェインには、体内に溜まってしまった余分な水分を排出してくれます。

飲みすぎなければ、むくみ解消に役立ちますが飲みすぎてしまうと、身体の中にある水分と一緒に必要な栄養も出てしまいます。

 

必要な栄養と水分が出てしまうと、脱水や便秘気味になってしまいます。

 

下痢・胃痛

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烏龍茶にはカフェインが含まれています。

カフェインは、胃酸の分泌を促す働きがあり、過剰摂取してしまうと、消化器官を刺激してしまうので、胃痛になってしまいます。

特に、空腹時に摂取するのは避けた方が良いです。

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烏龍茶に限らず、カフェインが含まれている飲み物には、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」を増加させる作用があります。

コルチゾールとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種。私たちが心身ともにストレスを受けると、急激に分泌されることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

適量であれば問題はないのですが、カフェインを含んだ飲み物を大量に摂取してしまうと、下痢や胃痛、焦燥感、イライラなどを招くことがあります。

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太りやすくなる

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烏龍茶…というより、烏龍茶に含まれているカフェインに原因があります。

 

カフェインを大量に摂取すると、体内の鉄分と結合してしまい、吸収を妨げる作用があります。

鉄分は、エネルギーを作り出すために必須の栄養素ですが、食事から吸収されるのは、10〜15%程度です。

不足すると

  • 持久力の低下
  • 疲労
  • 筋力低下

などの症状が起こります。

筋肉が落ちるということは、基礎代謝も落ちることを意味します。

基礎代謝が低下すると、今までと同じ食事量で太ったり、運動をしても痩せにくい体になります。

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烏龍茶に限らず、カフェインが含まれている飲み物は、食事の30分前後は控えるようにしましょう。

 

糖尿病になりやすい

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最初に言っておきますが、烏龍茶を飲んだからと言って糖尿病になるわけではありません。

あくまで糖尿病に「なりやすい」わけです。

烏龍茶には血糖値を下げる効果がありますが、逆に2型糖尿病発症を予測させる結果が出た、ということです。

 

適量を守れば、糖尿病の発症リスクは下げることはできます。しかし烏龍茶を飲みすぎると、空腹時の血糖値が上がっているので、糖尿病になる可能性があります。

 

むくみ

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カフェインが多く含むものには利尿作用が強く、身体に良いからと言ってたくさん飲むと、必要以上に水分が排出されかねません。

カフェインにはむくみの解消できることで知られています。

しかしカフェインには、水分と一緒に水分を調整するカリウムも排出する働きがあります。

さらに交感神経を刺激させて胃腸の働きを低下させてしまいます。

胃腸の働きが低下すると、血液の中に溜まるアルブミンという蛋白があまり作られなくなります。

 

アルブミンとは、主に肝臓で作られるたんぱく質です。血液や筋肉など幅広く分布し、細胞の働きを助けてくれます。

アルブミンには大きく分けて2つの働きがあります。

  1. 血液の浸透圧を調節
  2. 物質の保持・運搬

 

アルブミンが減少すると、血液の浸透圧が低下し、血管内に水分を保てなくなります。

血管内と血管外の浸透圧バランスを取ろうとして、いろいろな組織へ水が染み出してしまいます。

色々な組織に水が溜まった結果、むくみが起こります。

 

飲むときの注意点

1日の摂取量を守る

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烏龍茶に含まれているカフェインは、上記で言った通り、摂り過ぎてしまうと下痢や胃痛になってしまいます。

特に、妊婦さんや小さいお子さんは要注意!

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妊婦さんがカフェインを過剰摂取すると、胎児の発育に影響を及ぼします。

【カフェインが妊婦さんに与える影響】

  • 赤ちゃんの低体重
  • 早産、流産

 

授乳期も同様です。

小さいお子さんは、消化や代謝機能が未発達です。カフェインを摂取すると、いくら少量であっても、大人より受ける影響は大きいです。

小さいお子さんが過剰摂取すると、頭痛や腹痛、成長に必要な睡眠を妨げたりします。

 

実は、カフェインには一日に摂取できる上限に、明確な定めがありません。

WHO(世界保健機関)や各国の国際機関は、カフェインの摂取量を以下の量に設定しています。

 

【妊婦】

  • 300mg/日(世界保健機関(WHO))
  • 200mg/日(欧州食品機関(EFSA))
  • 300mg/日(カナダ保健省)

コーヒー マグカップ2杯(237mℓ/杯)

 

【授乳中の女性】

  • 200mg/日

 

【健康な子ども及び青少年】

  • 3mg/kg 体重/日(欧州食品機関(EFSA))

 

  • 25mg/kg 体重/日
  • 子供(4〜6歳) 45mg/日
  • 子供(7〜9歳) 62.5mg/日 (カナダ保健省)
  • 子供(10〜12歳) 85mg/日
  • 13歳以上の青少年 25mg/kg 体重/日

コーラ1缶(355mℓ)あたりのカフェイン含有量は36〜46mg

エナジードリンク1缶(250mℓ)あたりのカフェイン含有量は約80mg

 

【健康な成人】

  • 400mg/日(3mg/kg 体重/日) (欧州食品機関(EFSA))
  • 400mg/日(カナダ保健省)

 

空腹時は避ける

烏龍茶に限らず、カフェインが含まれている全てのものは、空腹時の摂取は避けるべきです。

 

カフェインには眠気覚ましや鎮痛作用、疲労回復などにも効果があります。摂取量や飲むタイミングを間違えなければの話です。

カフェインは身体に刺激を与えるので、胃の中が空っぽの状態で摂取すると、以下の症状を引き起こしてしまいます。

  • 下痢
  • 手の震え
  • 胃痛

 

烏龍茶特有の「ウーロン茶ポリフェノール」が含まれており、脂肪の分解・吸収する役割があります。

ウーロン茶ポリフェノールの働きにより、脂肪が溜まりにくくなるので、ダイエットに役立つと言われています。

ダイエットに効果的と言われていますが、体調が悪い時に飲むと、下痢や胃痛を引き起こす可能性があります。

 

烏龍茶を飲むのなら、食事中や食後が理想的です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

烏龍茶やコーヒーなど、カフェインの過剰摂取は下痢や胃痛、むくみなどを引き起こします。

 

いくらダイエット効果に良いからといって、身体を悪くしてしまっては、意味がありません。

 

摂取量と飲むタイミングに気をつけて、体調を崩さないようにしましょう。